
【2025年最新】Claris FileMaker 2025 × Studio / Connect活用ガイド

Claris StudioとConnectの使い方について、こんなお悩みはありませんか?
- 社外から届く入力を安全に受け取り、社内データベースへ正しく反映する方法が分からない。
- 通知や承認の流れが人任せで、誰に・いつ・どんな順番で処理するか曖昧。抜け漏れも起きがち。
その解決策を、この記事で具体的にお伝えします。
2025年のアップデートにより、Claris Studio と Claris Connect の連携が大幅に強化され、現場の手作業に頼らない仕組みづくりが現実的になりました。
FileMaker 2025 を中心に、
- Studio は「社外の入り口」(フォームやダッシュボードで受け付け)
- Connect は「自動化ハブ」(通知・承認・外部サービス連携を自動実行)
- FileMaker は「中核DB」(社内の業務画面とデータを一元管理)
という役割分担が連動し、小さく始めて着実に広げられる構成になっています。
この記事では、この最新構成を使って「安全な外部入力」「反映」「抜け漏れない通知・承認」をどう実現するかを、分かりやすい手順と具体例で解説します。
目次
できること(まずは全体像)
Studio は、社外のユーザーに開くフォームやダッシュボードをすばやく作り、FileMaker と双方向でデータをやり取りできます。たとえば、問い合わせフォームの送信が、基幹DBへ反映され、担当者画面の一覧にもすぐ出てきます。
Connect は、その「入力 → 登録 → 通知 → 承認」までの一連の流れをノーコードで自動化します。個別連絡しているメールやSlackも、誰に・いつ・何を通知するかを一度決めれば、以後はボタン一つで再利用可能。転記や待ち時間が減り、業務のばらつきも抑えられます。
初回準備(セルフプロビジョニング)は、Claris Customer Console または Admin Console から一度だけ操作すれば OK。以降は通常サインインで各サービスを使えます。
Claris Studio / Claris Connect を深掘り
◆ Claris Studio(社外とつながる窓口)
Claris Studio は単なる「フォーム作成ツール」ではありません。
「社外からの入力を安全に受け取り、社内システムと同期するための窓口」です。
- Webフォームや一覧での入力・更新は、 FileMaker に反映。
- 逆に FileMaker 側の更新内容も、 Studio に反映されます。
また、カスタムビューで自由に画面を組み立てられ、10万件を超えるデータも扱えます。フォームに初期値を入れておく機能など、現場が求めていた便利機能も標準装備されています。
その結果、問い合わせ・申込・点検報告・アンケートといった社外からの情報を安全に集め、社内でスムーズに処理する一連の流れを、シンプルに実現できます。

出典:Claris公式サイトの Claris Studio ページ
◆ Claris Connect(定型作業の自動化ハブ)
Connect は手順書どおりに「作業が動く」仕組みをつくるツールです。
- 例:Studio 送信 → FileMaker 登録 → Slack/メール通知 → 承認 をノーコードでフロー化
- Google / Microsoft / Slack 等の外部SaaS連携をGUIで構築。通知漏れや転記ミスを抑制し、履歴が可視化されるので監査にも強い。
- 「人に依存しない」運用に変えることで、社員の休暇・異動・繁忙期でも品質が安定します。

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セルフプロビジョニング(最初の一回で「使える状態」に)
Studio / Connect を使うには最初に環境を作成します。方法は2つあります。
方法1:Claris Customer Console(CCC)
- 対象:Claris から直接購入(ライセンス所有者の Claris ID)
- 流れ:my.claris.com にサインイン → 「Claris Studio を始める」
- ポイント:FileMaker Server の有無に関係なく開始可能。クラウド中心の運用でもスムーズです。
方法2:FileMaker Server の Admin Console
- 対象:代理店経由などで CCC に出ない場合、またはサーバー側から始めたい場合
- 前提:FileMaker Server 2025 が必須(2024 以前はボタン非表示)
- 流れ:Admin Console(2025) → Administration > FileMaker Licenses → [Claris Studio へ移動]
📝 技術メモ(運用前提):
Studio × FileMaker の双方向同期を本格運用するには、FileMaker Server 2025 側で OData・Data API の有効化/インターネットから届くこと/有効な SSL 証明書/権限(fmodata・fmrest) などを整備します。
これらはサポータスでは必要な設定などを要件チェックリストと最短手順をご用意しています。
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導入を最短でカタチにするには(おすすめの進め方)
- サポータスに無料相談(30〜45分)🗣️
いま手作業になっているところ、対象業務、連携したい(している)クラウドサービスを一緒に洗い出します。 - たたき台づくり ✍️
まずは1〜2ケースに絞って、必要なフォーム・データベース・自動化の流れをサッと設計します(簡単な見本画面も用意)。 - テスト運用(2〜4週間)🎯
実データで動かして、通知漏れゼロや転記時間の短縮など、目に見える結果を確認します。 - 横展開 🧱
うまくいった形をテンプレ化して他部門へ広げます。あわせて権限や運用ルールを整え、長く使える基盤にします。
「いま」着手して成果を出す
今回の強化により、Claris Studioで受け取った社外フォームの情報が FileMaker へ反映され、Claris Connect を通じて通知や承認のプロセスも自動で進むようになりました。
人づての連絡や手作業が減り、仕事の流れが見える化され、常に同じ品質で業務を繰り返せるようになります。
サポータスは FileMaker・Claris Studio・Claris Connect・各種Webサービスを組み合わせ、まずは小さく試して効果を実感いただけるところから、お客様と一緒に伴走します。
まずは弊社までお気軽にお問い合わせください。
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公式情報・参考リンク
・YouTube:Claris FileMaker 2025 のご紹介
https://www.youtube.com/watch?v=Ljdy3W1A6oc
・Claris Studio Help
https://help.claris.com/en/studio-help/content/index.html
・Claris Connect Help
https://help.claris.com/en/connect-help/content/index.html
・Claris Customer Console(CCC)
https://my.claris.com
・Claris 公式ブログ(ライセンス)
https://www.claris.com/blog/2025/new-claris-licensing
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