株式会社マコセエージェンシー / 広告代理業
(九州地区/鹿児島県)

ご担当者様:山下 大輔氏
役職:CREATIVE・広告事業部 次長
従業員数:146名(2025年4月現在)
事業内容:総合広告代理店として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット広告などの企画・制作を手掛ける。また、オリジナル会葬礼状の作成を主軸とするフューネラル事業も展開している。
| 導入の背景 | 手書きノート依存の属人的経理業務で月80時間残業が常態化し経理部門が疲弊。 |
|---|---|
| 導入の決め手 | デザイナー思考を理解する開発姿勢とコスト提案力で迅速レスポンスを評価。 |
| 導入後の効果 | 残業80%削減と属人化解消で新卒も請求処理可能、心に余裕が生まれた。 |
人生の特別な瞬間を彩るサービスを提供する株式会社マコセエージェンシー。事業拡大と共に、経理業務は複雑化の一途を辿っていた。なぜなら、セット商品の割引率、取引先ごとの特別ルール—すべてがベテラン社員の手書きノートの中にのみ存在していたためである。
「1日200〜300件もの受注を、毎月締め日には全員で残業して処理していました。繁忙期には月平均80時間もの残業が発生し、経理部門はいつもピリピリとした雰囲気に包まれていました…。」
そう振り返るのは、山下大輔氏。デザイナー出身の彼が見たのは、非効率な業務が生み出す、精神的な疲弊だった。会社の「財産」である請求業務を、属人的な手作業に頼り続ける限界。この状況を変えたい—その想いがシステム導入への第一歩となった。
こうした課題は、日々の業務に奮闘する現場で、誰もが一度は感じたことのある葛藤ではないか。
複数の開発会社への見積依頼を重ねる中、FileMakerカンファレンスでサポータスとの出会いが訪れた。
「他社は、こちらの要望通りの見積もりだけ。しかし、サポータスさんはボリュームライセンスなど、コスト面まで踏み込んだ提案をしてくれ、レスポンスも非常に速かった。」
特に山下氏の心を掴んだのは、サポータスの開発アプローチだった。UI(ユーザーインターフェース)デザインから先に進めるという、彼のデザイナーとしての思考を理解する姿勢がそこにはあった。
「まず、イラストレーターでデザインを渡したら、『これをどうやって実現するか』という話をすぐに進められました。UIデザインから先に考えるという、デザイナーの思考に寄り添い、共に作り上げてくれる体制が、当社の求めるスピード感にぴったりだった。」
単なる受託開発ではない。
使う人の視点に立ち、共に理想のシステムを追求する。その伴走する姿勢が、山下氏の心を動かした。


システム導入後、最も大きな変化は、社員の働き方だった。
繁忙期の平均残業時間が80時間から16時間へ、閑散期では50時間から12時間へと、劇的な改善が実現した。
「請求日には必ず残業していたのが、今では定時退社が可能に。ライブや旅行など、自分の好きなことに時間を使えるようになったのが何より嬉しいです。」
数字以上に価値があったのは、職場の雰囲気の変化だった。
締め切りに追われる「ピリピリ感」が解消され、経理部門だけでなく会社全体が明るくなった。
システムが業務をサポートすることで生まれた「心の余裕」—それこそが働きがいの源泉となった。
属人化解消の効果も絶大だった。複雑な割引計算やセット商品ルールの全システム化により、誰が担当しても正確な請求処理が可能になった。
「今では新卒研修でも請求ボタンを押してもらっています。経理未経験者でも簡単操作が可能で、作業分担がスムーズになりました。」
ベテラン社員の“頭の中”にあった知識が、「誰でも簡単にできる」システムとして見える化・共有化された。業務標準化により、社員はよりクリエイティブな仕事に集中できるようになった。

「今後は生成AIとの連携にも期待しています」
FileMaker 2024の「セマンティック検索」により、曖昧な言葉での情報検索が可能になった。しかし山下氏の視線は、さらなる未来に向けられている。
「ご遺族様への手紙や案内文作成は精神的負担が大きい作業です。AIが文章校正のサポート(誤字・脱字の検知)してくれれば、人の気持ちに寄り添うという本来業務に集中できます」
AIが作業の一部を担うことで、人間がより人間的な価値を発揮できる環境づくり。マコセエージェンシーが描く未来は、「IT技術と人の最高の融合」そのものだ。
サポータスは、このような未来の実現に目を向けられるような、最適なソリューションを提案し続ける。

株式会社マコセエージェンシー
「私たちは、人生の節目の最高の舞台づくりをプロデュースします」をモットーに、創業昭和63年10月1日より、総合広告代理店として幅広い事業を展開している。特に、フューネラル事業では、ご家族の想いを深く理解するためのコミュニケーションを重視し、世界に一つだけのオリジナル会葬礼状をお届けしている。また、メディア事業部では、映像の持つ力を最大限に発揮し、人と人との想いをつないでいる。地域に根ざしながら、お客様一人ひとりの想いを大切にするマコセエージェンシーの歩みは、まさしく「愛」の連続と言えるだろう。
https://macose.jp/company.html


Copyright © 2022 Supportas Inc. All rights reserved.