Claris FileMaker Server 19.3.1 〜帰ってきたログビューア〜

今回は FileMaker Server Ver16 まではあったログビューアの機能が、Ver19.3.1でまた復活しましたので紹介したいと思います。adminコンソールを確認することが多い私としては、待ってましたの機能です。

該当のリリースノート

Claris FileMaker Server 19.3.1のリリースノートを確認していると以下、記載を発見!

Admin Console の新しい [ログ] タブで FileMaker Server ログを表示およびダウンロードできます。ログを使用してサーバーとクライアントの使用状況を確認し、サーバーのパフォーマンスを監視して問題をトラブルシューティングできます。FileMaker Server ヘルプの「ログファイルの表示およびダウンロード」を参照してください。

Claris FileMaker Server 19.3.1 リリースノート

Ver17より無くなってしまったこのログビューア、adminコンソールから該当のログファイルをダウンロードして確認するかWindowsのログビューアで確認するかのどちらかで対応しており、少し手間に思っておりましたが、復活するとのことで早速弊社の開発環境を19.3.1 にアップデートいたしました。

実際のログ表示

ではアップデート後のadminコンソールに追加された [ ログ ] メニューを見てみましょう♪

ログ機能は、以下のメニューで構成されているようです。

  • ログビューア
  • ログ設定
ログビューワのプレビュー
ログ設定のプレビュー

今回は、ログビューアを見ていきましょう

どうやらログビューアを表示させるには、インタラクティブ表示を有効にして、表示するログファイルを選択するようです。今回はデフォルトで全て選択されておりましたので、そのままOKとしました。

インタラクティブ表示設定プレビュー

こちらの設定で、簡単ログを表示させることができました。

ログを表示させた状態のプレビュー

タイムスタンプとメッセージはフィルタ機能があり、それぞれ以下の絞りこみができるようです。

▼タイムスタンプ

  • 日付指定
  • 日付の範囲指定

▼メッセージ

  • 次の値を含む
  • 次の値を含まない
  • 次の値に等しい
  • 次の値に等しくない
  • 次の値で始まる
  • 次の値で終わる

これだけフィルタできれば、大体は目的のものが絞り込めそうです。

まとめ

今回は、Claris FileMaker Server 19.3.1 で帰ってきたログビューアを紹介させて頂きました。FileMaker Server の運用・管理をされている方であれば、非常に嬉しい機能ではないでしょうか?

今回のアップデートは、ログビューア以外にもまだまだ紹介したいことが盛り沢山ですので、少しずつ紹介していきたいと思います。

川畑 雄太

キーワードは「スモールスタート」!小さく始めて事業の成長とともにシステムも成長させるをモットーにこれまで多くのお客様とシステムを作り上げてきた元システム開発部門の責任者。現在は、マーケティング部門の責任者として FileMaker の普及活動に奮闘中です。

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